【食糞】犬のうんこを食べる老犬にできる対策4つ

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動物の世界では、自分や他の個体のうんこ(糞)を様々な理由により食べることがあります。

ペットのわんちゃんも例外ではなく、自分や他の子のうんこを食べてしまうことがあり、この事を「食糞」と言います。

食糞はできることならやめさせたい行動ですよね?

食糞の対策には、食事回数を増やしたり、ドライフードをふやかしてみる、などの対策があります。

この記事では、老犬が食糞してしまう場合の理由や対策について解説しています。

■老犬の食糞とは?

自分や他の子のうんち(糞)を食べてしまうことを「食糞」といい、犬(動物)の世界では通常起こり得る行動として知られています。ただ、実際にその現場を目撃してしまうと飼い主としては、ショックであり、やめさせたい行動だと思います。

老犬の場合、消化器官の衰えによって食べたものが完全に消化されずにウンチとして排泄されるために、勘違いで食べてしまうことがあると言われています。

そのため、老犬の場合の食糞は、他の子のうんちを食べるというよりは、自分自身が排泄したうんちを食べてしまうケースが多いです。さらに、多頭飼いの場合には、老犬の排泄したウンチを他の子が積極的に(喜んで)食べてしまうようなケースもあります。

■老犬の食糞をやめさせる対策

1日の食事の回数を増やす

一般的には、消化器官の負担を減らすためには、1回の食事量(ドライフードの量)を減らして、1日の食事回数を増やすことが効果的と言われています。

1日のトータルの食事量は変えずに、1回の食事量と食事回数を変えてみるのです。

たとえば、これまで1日に1回30g×2回のフードを与えていた場合には、食事回数を2回から3回に増やし、1回20g×3回のように変えてみることがおすすめです。

食事回数についてはこちらの記事でも解説しています。

ドライフードをふやかして与えてみる

老犬にドライフードを与えている場合、お湯でふやかしてから与えた方が消化が促進されます。ただし、効果はそこまで高くないと思われますが、比較的簡単にできることなので試してみる価値はあります。

ドライフードのふやかし方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

フードのタイプをウェットに変えてみる

ドライフードの場合にふやかす対策と類似した別の対策が、ウェットタイプのドッグフードに変えてみるという対策です。ウェットタイプのフードはドライタイプに比べて消化されやすいので、老犬の食糞を抑止できる効果が期待できます。さらに、ウェットタイプはドライに比べるとカロリー当たりの食べる量が多くなるため、わんちゃんとしては食べごたえがあるため、満腹感が持続します。このことも食糞を抑止する効果につながります。

ウェットタイプのドッグフードはたくさんの種類・銘柄がありますが、老犬と食糞をやめさせるということから、消化のよい低脂肪タイプがおすすめです。

うんこをしたら即、撤去する

わんちゃんの場合、生活のリズムが安定していれば、うんちをするタイミングもだいたい毎日決まってきます。たとえば、朝起きた直後、飼い主さんが犬の食事の準備をしている間、わんこがごはんを食べた食後、お散歩中、などのようにうんちをするタイミングは決まってきます。

それらのタイミングに集中して監視し、うんこをしたら即、撤去してしまうようにします。そうすれば食糞するもの自体がなくなるため、一番確実な方法と言えます。

さらに、食糞しようとしている現場をおさえ、しつけをする、ということも有効です。

うんこをしたら即、撤去するということを繰り返していると、愛犬がまさに食糞しようとしている現場に遭遇することがあります!

このとき、口をアーンを開けて食べようとしたその瞬間に(痛みは与えずに)軽くポンッをお尻をたたくと、振りむいて食糞することを中断します。

そして、「ダメだよー」と言い聞かせながら、うんちを撤去します。

これを繰り返していると、ウンチを見つけたら、すぐにでも食べていたのが、すぐには食べずに、食べようかどうしようか迷う行動をとるようになります。

迷ったあげくにウンチを食べてしまうこともあるのですが、食べるのをやめることもあるのです!

これを根気強く繰り返していけば、食糞をある程度はやめさせることができるかもしれません。

■我が家の食糞事情

我が家のミニチュアダックスの中に、老犬になってからではなく、成犬のときから食糞をしているわんこがいます。

彼女(メスなので)は本当にうんこが大好きで、ほかのワンコがトイレシートに向かうと、一緒についていったり、お散歩中にたまたま落ちているうんこっぽいものを食べようとしたり(もちろん止めさせました)するわんこです。

結局、食糞をやめさせようとしても、やめさせられていないのですが、1つだけ気が付いたことがあります。

それは、彼女はとても胃腸が強いのです。

ほかのワンコは、吐いたり、下痢したり、することが時々あります。しかし、食糞をする彼女は吐いたり、下痢したりすることをほとんどしたことがありません。特に下痢はほぼしたことがありません。

なので、もしかすると、食糞によってほかのワンコの腸内細菌を自分に取り込み、胃腸、特に腸内環境がすこぶる強化されたのかな…(個人的な仮説)と思っています。

そう考えると、もしかすると、食糞は彼女にとって本能的に必要な行動なのかもしれない(前向き)という考えも出てきて、そこまで必死に食糞に対してやめさせようという考えではなくなりました。

とはいえ、目の前で堂々と食糞している場合は、軽く注意してうんこを撤去しています。

■まとめ

食糞の対策
  • 食糞は犬(動物)の世界ではよくある行動として知られています。
  • 老犬の場合は消化機能の衰えから起こるフードの消化不良によって、自分自身が排泄したウンチを食べてしまうことがあります。
  • 対策として、1日の食事回数を増やしてみる、ドライフードをふやかす、ウェットタイプのフードに変えてみる、即時撤去を心掛ける、があります。

ちなみに、食糞以外に、老犬に必要なケアをコチラの記事で解説しています。