犬のごはんの器(食器)は何を選べばいいか迷っていませんか?
最近は様々な材質やデザインの犬用のごはんの器(食器)がたくさんあります。どんな器(食器)を選んだらいいのか、自分の愛犬にはどれがいいか迷ってしまいますよね。
そこで、犬用の食器の材質や大きさから愛犬に適した器の選び方を解説いたします。
犬用食器の選び方
犬の食器(ごはんの器)を選ぶ際には、食器の素材と大きさを考えます。
素材は、ステンレス・陶器・プラスチック の3種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
大きさは、犬に対して大きすぎず小さすぎない適度な大きさを選ぶ方法があります。
犬のご飯の器の種類
犬のごはん用の器(食器)としては、ステンレス・陶器・プラスチックが代表的です。それぞれの材質にどのような特徴があるか解説していきます。
ステンレス
ステンレスとは鉄を主成分とし、クロムを混ぜ合わせた合金です。クロムを混ぜることによって錆びにくい性質の金属になるのです。
ステンレスは犬用の食器としては理想的で、落としても割れず、軽くて洗いやすく、表面に微細なキズが付きにくい特徴があります。
微細なキズが付きにくい点は重要で、微細なキズがあると洗っても目に見えない小さな付着物が残りやすく雑菌が繁殖しやすいというデメリットとなります。
さらに、壊れにくいので噛み癖があっても平気です。
ステンレスは、我が家でも使っていて、一番おすすめのタイプです。
軽いため、わんこがご飯を食べるときに食器が動いてしまうことがありますが、これは食器台を付けることで簡単に解消できます。
陶器
犬用の陶器の食器は重さのある製品が多い傾向があります。重さがあることで、わんこがご飯を食べるときに食器が動かずに食べやすいというメリットがあります。
ステンレスと同様に表面にキズが付きにくいため、洗えば雑菌が繁殖することはありません。噛み癖があっても大丈夫です。
ただし、重さがあると、毎日洗ったり、持ち上げたりすることがちょっと大変です。それから、床に落とすと割れてしまいます。
犬用の陶器の食器で重さが気になる場合は、人間用のお茶碗などの食器でも代用できます。人間用であれば軽いものもあり種類も豊富です。
陶器のよいところは、電子レンジであたためができることです。犬のフードを「手作り食」にしたい場合は、小分けにして冷蔵庫で保管し、器のままあたためることもできます。
プラスチック
プラスチックは、ポリプロピレン
ステンレスや陶器と比べると安価です。安価である反面、やわらかいために表面に微細なキズが付きやすいというデメリットがあります。
微細なキズができてしまうと、そのキズに洗っても付着物が残りやすく、雑菌が繁殖しやすいのです。
プラスチックの利点は、軽くて落としても割れないことです。しかし、わんこに噛み癖がある場合はいとも簡単に変形・破損してしまいます。
定期的に買い替える(買い替えたい)という前提であればプラスチックでも大丈夫です。
しかし、ステンレスや陶器に比べると、犬の食器としては、ややデメリットが目立ってしまう素材です。
犬のごはんの器の大きさ
我が家のミニチュアダックスの場合は、外径が約13cm、高さが約5cm、重さ57gのステンレスの器を使っています。ミニチュアダックスフンドにちょうどよい大きさです。
器の大きさを選ぶコツは、愛犬の頭の鉢がすっぽり入る器を選ぶことです。なぜなら、犬は自分の頭ごと器に突っ込んでごはんを食べるため、愛犬の頭の鉢がすっぽり入ってくれないと器としては小さすぎるのです。
器の洗い方
犬のご飯の器は衛生的な観点から食事の度に洗うようにしましょう。
洗うときの洗剤は、人間用の中性の食器用洗剤で問題ありません。洗い方は、これも人間用の食器と同じでスポンジで軽くなぞって水ですすぎます。
ただし、我が家では人間用の食器を洗うスポンジと、犬の食器を洗うスポンジは別々にして分けています。
その理由は、犬用と人間用を一緒にしたときの気分的な問題と、人間用の食器についた油汚れを洗ったスポンジをわざわざ犬用に使いたくない、といった理由からです。
なので、食器洗い用のスポンジは犬用と人間用で分けることがおすすめです。
おすすめ食器
ステンレスと陶器製のおすすめの食器をご紹介します。
ステンレス
陶器
”猫壱”は猫ちゃん用のかわいいグッズを製造しているメーカーですが、犬用のグッズもつくっています。
適度に浅い形状の器です。スイス安全基準をクリアしたセラミック(陶器)製です。猫ちゃん用として直径が大きめに設計されていますが、わんちゃんでも大丈夫です。
犬の食器選びも重要ですが、同時に食器台を使ってみてはいかがでしょうか。ミニチュアダックスのような小型犬でも飲み込みやすさを重視して食器台を使うことをおすすめしています。
食器台についてはコチラの記事で詳しく解説しています。