わんこが水を飲まなくて悩んではいませんか?
水を飲まなくて体の水分量が足りていない場合には、脱水の一歩手前で熱中症になりやすかったり、脳梗塞や心筋梗塞にもかかりやすく、腎臓にもよくないと言われています。この記事では、犬が水を飲まない場合のデメリットや改善方法を解説していきます。
■水を飲まない犬って?
犬は喉が渇けば自ら水を飲みます。しかし、水をあまり飲まないわんこもいます。
わんこの体の水分が不足していないかは、わんこの鼻を触ることで確認できます。
わんこが水分をしっかり採っていれば、わんこの鼻は適度に湿っているはずです。しかし、水分が足りていないと、鼻がカピカピになり、触るとカサカサ乾いた感触になります。
他の方法としては、便の状態を見ることでもわかります。
うんちは、適度に湿り気があり、緩すぎず固すぎず、指で押したらへこむくらいの柔らかさがいいですが、水分が足りていないと、これもまたカピカピに乾いた固いうんちになってしまいます。
次に、わんこが水を飲まない理由を考えてみます。
■わんこが水を飲まない理由
犬が水を飲まない理由として考えられるものを挙げてみます。
水が汚いから
きれい好きなわんこは水にホコリが浮いていたりして汚れていると水を飲みません。
水飲み容器が気に入らないから
水飲み容器が気に入っておらず飲まない場合があります。特に、ボールを舌で押して水を飲むノズルタイプの水飲み容器は苦手なわんこが多いです。水面に対して舌を入れて水を飲む飲み方がわんこにとっては自然だからでしょうか。
フードやおやつで足りている
食べているフードがウェットタイプやおやつにすりりんごなどで水分の多い食べ物を食べていて、水分量が足りている場合です。
■犬の水分量が足りているか調べる
たとえ、愛犬が水を飲まなくてもフードなどで足りていたり、飼い主の見ていないところで飲んでいる可能性もあります。
環境の違いや個体差はありますが、犬が1日に必要な飲水量は、体重4kgのミニチュアダックスでは 200ml とかかりつけの獣医さんから教わりました。
しかし、1日に必要な水分量がわかったとしても、愛犬が1日を通してどれほどの水分量を飲んだり食べたりしているか計測をするのは困難です。
従って、わんこの水分量が足りているかどうかは、わんこの鼻や便の状態をみて判断する方が確実です。
- 犬の鼻が適度に湿っているか。カピカピに乾いていないか。
- 犬の肉球が適度に湿っているか。カサカサに乾ききっていないか。
- 犬の便が適度に柔らかく湿っているか。カピカピに乾いていないか。
■水を飲まないとどうなる?
水を飲まなくても、フードやおやつによって水分量が足りていれば問題はありません。しかし、水分が足りていないと、鼻がカピカピになったら、うんちがカピカピになったりします。わんこの体内では、血液がドロドロになり、血のめぐりが悪くなってしまいます。
血液のめぐりが悪くなると、夏場だと熱中症にかかりやすくなります。心筋梗塞や脳梗塞にもかかりやすくなると考えられています。脱水の一歩手前の状態になれば腎臓にも負担になってしまいます。さらには、水分が足りていない状態は、腎臓にもよくないのです。水分が足りていないドロドロした血液は、腎臓のろ過機能を傷めると考えられています。
■犬に水を飲ませる方法
犬に水を飲ませるために我が家で実践している簡単な方法を紹介します。
我が家では、ドライタイプのドッグフードをお湯でふやかして、ふやかしたときのスープを食後に飲んでもらっています。スープはフードの匂いが付いているためか、わんこ達はよく飲んでいます。
詳しいやり方はコチラの記事が参考になります。
■まとめ
- わんこの鼻や便の調子で水分量が足りているか判断できます。
- 水分量が足りていない場合には、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞などにかかりやすくなり、腎臓にも悪影響を及ぼします。
- 水を飲まなせる方法は、フードをふやかして作るスープがおすすめです。