犬はどうやって水を飲んでいるか想像できますか?
わんちゃんは、実は舌を上手に使って水を飲んでいます。この記事では、犬の水の飲み方を写真付きで解説し、犬の水の飲み方を知った上で適切な給水器について紹介しています。
この記事を読めば、わんちゃんに最適な給水器の選び方がわかります。
■犬の水の飲み方
犬の水の飲み方を連続写真で解説します。
①犬は舌を水に向かって伸ばしていきます。
②次に、水面下に舌が入ったら、舌をショベルカーのように折り曲げて、舌の裏側を使ってお玉のように水をすくいます。下の↓写真では、舌がお皿の底にぶつかって曲がっているようにも見えますが、わんこは舌の筋肉を使ってこのように曲げることができるのです。
※人間には真似できない舌の形です。
③舌を折り曲げた形のまま口の中に運び、水を飲み込みます。
これを、とても早く繰り返し、水を飲んでいるのです。
■適切な給水器とは?
犬の自然な水の飲み方は、水たまりに舌を突っ込んですくって飲む方法です。
そのため、お皿状の器に水を入れるタイプの給水器が、自然な水の飲み方ができる給水器だと言えます。
ノズルタイプの給水器はNGなの?
ノズルタイプの給水器はおすすめしません。
ノズルタイプの給水器をすすめない理由は以下の5つです。
- 犬が水を飲む姿勢が不自然な姿勢(上を向く)となり、わんこが水を飲みにくい。
- ノズルの先のボールを舌で押さないと水が出てこない仕組みであるが、ボールを舌で押せないわんこは、水を飲むために訓練が必要になってしまう。
- わんこが水を飲みにくいため、水分の摂取量が減ってしまうケースがある。
- ノズル部分に雑菌が繁殖し、不衛生な状態になりやすい。
- ノズル部分を衛生的に保つためには洗浄が必要となり手間となってしまう。
我が家では、かつてノズルタイプの給水器を使っていた時期がありました。
すると、ノズルタイプの給水器で、うまく水を飲めているわんこと、ノズルのボールをうまく押せずにうまく飲めないわんこに分かれることを知りました。
そのときは、ノズルタイプの給水器で、うまく水を飲めないわんこに、ちゃんと水を飲めるように練習をしていたりしました。
ところが、水を入れたお皿では、全員のわんこが何の問題もなく水を飲めることに気が付いたのです。
そして、犬にそもそも適していないノズルタイプの給水器を使い、練習などさせていることに疑問を持つようになり、ノズルタイプから普通のお皿に給水器を変えた、という経緯があります。
■おすすめの給水器
おすすめの給水器は、ボウル型で脚付き(台付き)がおすすめです。
脚(台)がある方が、ボウルを床に置くよりも犬が頭を下げる角度が少なくなるため、水が飲みやすいです。
こちらは、フードとお水を同時に給餌できるタイプです。
■まとめ
こちらは折りたためる携帯用です。