ダックスフンド(ダックスフント)という犬種は一言で言うと『胴長短足』で『賢く』・『人なつっこい性格』です。
そんなダックスの魅力をまとめてみました。
愛くるしいルックス
ダックスフンドは大昔、穴熊の狩猟犬として飼われていました。
そのため、穴熊の巣穴に出入りしやすいように足が短くなるように品種改良されていきました。
とはいえ、穴熊と戦っていたのはスタンダードダックスと呼ばれる、体重が20kg程もある大型の犬です。
現代の家犬として飼われることが多いミニチュアダックスフンドは、野うさぎや野ネズミの狩猟を目的として生みだされたようです。
そういうたいへん長~い歴史がある犬種がダックスです。
短い足はダックスの象徴とも言えますがテクテク歩く姿はとてもかわいらしいものです。
犬の耳は、上に立った形の「立ち耳」と、かぶさるように垂れた形の「垂れ耳」の2つに大きくわかれます。
ダックスの耳は「垂れ耳」です。
「垂れ耳」は、狩猟で土の穴に入る時に、土や砂が耳に入るのを遮るためだったようです。この長い垂れ耳もカワイイです。
ダックスの「垂れ耳」が一番カワイイときは、風に耳がなびくときです。
垂れ耳が風に「ふぁさーっ」と、なびくと耳で空を飛ぶキャラクターのように見えてしまいます。
ダックスのマズルは長くなっており、これも穴掘りや穴に隠れた獲物を探すために、役立ったと考えられます。
全身のバランスがとてもよく揃っており、見た目がカワイクなっているのがダックスです。
ダックスは寝顔がかわいいのも魅力です!
賢い
ダックスは賢い犬種だと言われます。
元々が狩猟犬なので、人間の指示に従ってくれやすいのです。
それと、ダックスの狩猟の定番だった穴熊狩りでは単独で行動しなければならなかったこともあってか、周囲の状況をよくみて自ら判断する能力に長けているとも言われています。
家犬としては、おしっこ・うんちの場所をちゃんと覚えてくれたり、おすわりなどの人間の指示も聞いてくれます。
人間の指示通りにできたときに、ちゃんとほめてあげると、本当によく覚えてくれる賢さがダックスにはあります。
食欲が旺盛!
ダックスは食欲が旺盛であることも魅力のひとつです。
ウチの場合は、犬種はダックスしかいませんので、食欲が旺盛だとは気がつきませんでした。
しかし、動物病院の獣医さんが、仕切りに、ダックスちゃんは食欲が旺盛ですよねー、とよく言われます。
言われてみると、確かに、食べる事は大好きで、ごはんを残すことはこれまでに一度もないです。
さらに、規定の量のごはんをあがていますが、おやつもよく食べるし、それ以外に、人間の食べ物にもすぐに興味を持って食べたそうにします。
犬の大きな楽しみは「散歩」と「食事」だよ、という人がいました。
それが本当かどうかは犬になってみないとわかりませんが、もし、その通りだとすると、ダックスの食欲の旺盛さは、食べる事を楽しんでいるからなのかな、とも思います。
おおらかな性格
ダックスは狩猟犬で、穴熊と戦う攻撃性があったようにも思われるかもしれませんが、ダックスの性格はおおらかです。
しつけのやり方や個体差にも左右されますが、人に噛みついたり、他の犬と喧嘩を好んでしたりはしません。どちらかというとおおらかで穏やかな性格です。
我が家では、眠い時に邪魔されたり、遊びたいのにかまってくれなかったり…というときでも、「ワン!」と吠える程度です。
こうした人との性格に馴染みやすい性格もダックスの魅力のひとつです。
お散歩・お出掛け大好き!
ダックスはお散歩やお出掛けが大好きです。
自宅の外に出ることがとにかく好きです。
なので、お散歩の準備がはじまると、玄関は大行列になってしまいます。
我が家では、お散歩に行くために、ペットカートを使っています。ペットカートをちょっと動かして、お散歩の準備をはじめると、我さきにカートに乗せてくれと言わんばかりに、カートに一斉に乗ろうとします。
お出掛けには、ドッグバッグを使ったりしますが、バッグを床に置いた瞬間に、みんなでバッグの中に収まろうとします。
お出掛けとはいっても、遠出する場合以外に、単に動物病院に行くためにドッグバッグを使うこともあります。
行き先が動物病院で、バッグを出すときにも、同じように、我さきにバッグの中に入ろう(=連れて行ってもらえる)とします。
ダックスは、とにかく、お散歩、お出掛けが大好きなのです。
甘え上手
ダックスは飼い主に甘えるのが上手です。人なつっこい性格でもあります。
人が好きなんだと思います。甘え上手なので飼い主はますますダックスが好きになってしまいます。
例えば、動物病院に通うと、必ず病院の先生たちや看護師さんにすぐなつきます。お散歩中でも、気に入った人がいるとついて行ってしまいます。
人なつっこい甘え上手なところもダックスの魅力です。
みんなで仲良し
ダックスは、多頭飼いに向いている犬種と言われています。
確かに、みんな仲良しで、喧嘩という喧嘩はほとんどしません。
喧嘩といえば、ちょっとごはんのときにお行儀の悪い子がいると、それをきっかけとして喧嘩が起こることはあります。
しかし、双方怪我することはなく、ちゃんと程度をわきまえているようです。
喧嘩はしても、身をよせ合って寝ているところを見ると、みんな仲良しなんだと思います。
吠え声が大きい
ダックスの魅力(?)のひとつに、吠え声が大きいこともあります。
場合によっては「ワン!」の声量が大きいことはデメリットとなってしまうケースもありますが、私自身は魅力のひとつだと、考えています。
ダックスはその昔、狩猟犬でした。
ミニチュアダックスは、野うさぎの狩りをしていたと言われています。
狩りのとき、獲物を捕らえたら、森の中で遠くにいるご主人さまに知らせる必要が出てきます。
だから、小さい体でも、めちゃくちゃデカい声で「ワン!ワン!」と、吠える必要があったのです。
ただ、同じダックスでも、性格やしつけによって「よく吠える犬」と「あまり吠えない犬・ほとんど吠えない犬」にわかれてきます。
なので、吠える犬にしたくない場合は、子犬の頃のしつけで、吠えさせないようにすることはある程度可能です。
ただ、それでも性格的にビビリな性格だったり、ご主人様を守る意思が強すぎる性格だと、必要以上に吠える犬に育ってしまうケースはあり得ます。
そのときは、ダックスの昔ながらの血筋だと思って、吠え声のデカさを楽しむくらいがちょうど良いと思っています。